【ファクトリー見学】ガラスの工場!?Volkswagenドレスデン工場見学記
【ファクトリー見学】ガラスの工場!?
~Volkswagenドレスデン工場見学記~
こんにちは!
4月に入っても花粉症で鼻水に悩まされ続けているラブコです。
皆さんは花粉症大丈夫ですか?
実はスギ花粉には、青魚(鯖とか)を摂取すると良いらしいですよ!
そこで我が家の夕食の献立はサバの味噌煮・・・だといいな(笑)
さて、本日は昨年度ドイツへ旅行した際に訪問したVolkswagenの工場見学をまとめてみます。
[0:目次]
- Volkswagenとは・・・
- ガラスの工場(ドレスデン工場)の様子
- 最後に
Volkswagenの歴史
T型フォードの誕生を背景として、
1937年にアドルフ・ヒトラーの指導の下で"ドイツ国民車準備会社"として設立されました。
当時はまだ確立されて間もない自動車を国民が利用する日がやがて来るという先見の明を持っていたヒトラーは凄いですね!
1938年には"国民車製造会社"と名称を変更し、主に軍事車両を生産していました。
1945年にドイツの降伏に伴い、国民車製造会社はイギリス主導でフォルクスワーゲン(大衆車)の生産を開始しました。
その後、タイプ1(図1)、タイプ2(図2)を生産し、1957年には200万台の生産を達成しました。
《写真1》フォルクスワーゲン タイプ1 フォルクスワーゲン社最初の大衆車であり、このデザインはアドルフ・ヒトラーが行ったことでも有名である。
《写真2》フォルクスワーゲンタイプ2 フォルクスワーゲン初の商用車であり、当時のVW最高経営責任者のハインリヒ・ノルトホフの提案によって誕生した。
1960年に有限会社から株式会社へ変更しました。
1973年には、初代ゴルフ(図3)が発表されます。
《写真3》初代ゴルフにモーターを搭載したモデル。走行可能距離は僅か50knだったと言われている。
1998年ドレスデン・グローサーガルテン工場が稼働を開始します。
2015年には世界的なニュースにもなった、排出ガス規制不正問題が発覚しました。
EU域内でドイツは率先して排ガス規制に取り組んでいた中での問題発覚となり、全世界が注目していましたね。
ガラスの工場(ドレスデン)の様子
ガラスの工場がある、ザクセン州の首都であるドレスデンは人口51万人のドイツの地方都市です。歴史的な街並みで、中心地にはフリードリッヒ・アウグストが建てたツヴィンガー宮殿や宮廷教会があります。
《写真5》ツヴィンガー宮殿(中心部噴水)
- ガラスの工場
そんな歴史深い街に佇むガラスの工場(ドレスデン工場)はその名の通り、
ガラス張りの工場
なのです!
そして、その周りには沢山の木が植えてあり、
自然と協調する
というコンセプトで出来たファクトリーだそうです。(フォルクスワーゲン社員より)
また、日本のファクトリーと異なるのは
ドレスデン市内を走る路面電車がこのファクトリー内に停められている点です。
それは、2001年にファクトリーとドレスデン交通企業体が連携協力を結んだことによるものです。(貨物車で部品を輸送するため)
《写真6》工場の模型
こちらの工場では、事前に予約をすればフォルクスワーゲンの社員が工場内を案内してくれます。
※日によって英語での案内とドイツ語での案内があるようなのでお気をつけ下さい。
ファクトリー内は大きく3つの区画があります。
1つ目は組立ライン
2つ目に組立完成車を保管する倉庫
3つ目にミュージアム
となっています。
組立ライン内の写真撮影のみ禁止されていました(´;ω;`)
《写真7》ミュージアム内の写真、この奥側が組立ラインとなっている。
組立ラインはフローリング調の床に、モーターやタイヤ、シートなどのパーツが入ったものが自動で動くようになっており、その上にボディーが吊り上げられて下と連動して動く仕組みになっているようです。
また、4,5階構造になっており上の階から下の階という流れで工程が行われているようです。この組み立てライン内もガラス張りでドレスデン市内を一望できます。
そして、完成された車達は専用の倉庫に入れられます。中心にエレベーターがあり、車を自動で出し入れします。
《写真8》倉庫内の写真、都会にあるビルの駐車場みたい・・・。収容可能台数300台。
ミュージアム内は《写真7》に記載されているように、Volkswagenのスーパーカーや先代の電気自動車が展示されています。
《写真8》1994年製のゴルフにモーターを搭載した車である。この型では初めてブレーキによる発電が取り入れられた。この車の航続距離は凡そ130km。
《写真9》Volkswagen社自慢の電気自動車のレースカーであり、ニュルブルクリンクで好ラップを叩き出したらしい・・・( °o°)
更に、見学後には現行型のeゴルフやパサート、アルテオンが並ぶスペースもあります。
そして、グッズ販売のブースもあります。
店の中なので、写真撮影は出来ませんでしたが
ユニークな商品が数多く並んでいました。
ちなみに、私は財布を購入したのですが・・・
ユーロ紙幣専用のお財布で日本円のお札が入らないという痛恨のミスを犯しました。(><)
ドレスデン工場にお立ち寄りの際はブースに行かれることをオススメします!
最後に
今回Volkswagenのドレスデン工場を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
私自身、マツダの工場しか見学したことがないので比較は出来ませんでしたが、
フローリング調の床や全面のガラス張り、
路面電車の基地など
日本のファクトリーでは珍しいものばかりでした。
今後も機会があれば工場見学のレポートをしていこうと思います。それでは次の記事でお会いしましょう(*^^*)