日本一売れてる軽自動車に隠れてしまった迷(名)車!?
日本一売れてる軽自動車に隠れてしまった迷(名)車!?
こんにちは。
仕事がバタバタしていて気づけば6月になっていることに驚いている管理人です。
気晴らしの運転もできておらず、不要不急と決められているラーメンを食べにいくことすら許されずはや2ヶ月・・・いい加減にしろぉ😩と感じています。
仕方ないですよね。
命には代えられないし。。。
さて、今回は久々の試乗レポートです!
以前からずーっと気になっていたホンダ自慢のNシリーズ、ハイトワゴンのNWGNに試乗してきました。
今回の取材協力を賜りました、先輩本当に感謝感激雨あら・・・コホン。
本当にありがとうございます!(見てないだろうけど)
Nワゴンの購入を検討されている方も、全く興味を感じないそこのあなたも、
是非最後までご覧ください!
ライバルが強すぎる・・・
ハイトワゴンと聞いて、真っ先に思い浮かぶ車はなんでしょうか?
私の場合、ワゴンRですね!
というのも、ワゴンRは昔からあってハイトワゴンの中ではかなり人気だったからではないでしょうか。
ちなみに、ムーヴもワゴンRと同様に90年代に発売されていますので馴染み深いのではないでしょうか。背の高い軽自動車のスタートは間違いなくこの2台の存在、とりわけワゴンRの存在が大きいと感じます。
しかし、2000年代には三菱自動車からトッポが発売され一部の人からは未だに根強い人気を誇っていましたが、2010年代に入って現在発売中のekスペースの開発に伴って生産中止となってしまいます。
このekスペース、クルマ好きの人はご存知でしょうが日産自動車にOEM供給しており、日産ではデイズという名前で販売されています。
そんなスズキ、ダイハツ、三菱・日産連合の三つ巴に待ったをかけたのがホンダです。
あの日本一売れた軽自動車NBOXを開発したホンダがハイトワゴンにも再び参戦しようとしたのです。
2010年代前半までのホンダはライフ・ゼストなどで勝負をしてきていましたが、正直市場の反応はイマイチでした。ライフは多少売れても、ゼストはわずか1代目で生産中止です。
ホンダのハイトワゴンはパッとしないという印象を持たれていた方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
そんな中で、バカ売れするNBOXを開発しホンダは本格的に軽自動車開発に注力していきました。ちなみに、知り合いのホンダで働く方から聞いた話だと、Nシリーズのエンジン開発はF1エンジン開発のノウハウが使われているんだとか・・・。
それはさて置き、NBOXが売れたことでNというブランドを背負った軽自動車が2つ生まれます。1つはゼストの後継車であるNONEで、もう1つが今回の主役であるライフの後継車であるNWGNです。
NWGN内外装「かなりの恐怖を感じました」
では、早速外装から。
特徴的なのは今時は珍しい平面的なフロントバンパー。
私は平たい顔族と呼んで・・・嘘ですごめんなさい。
しかし、ライトは今時の細長いデザインとなっていて随所にオリジナリティを感じます。
このライトはカスタムグレードのみとなっていますので、それ以外については丸目のカワイイヘッドライトです。
ノーマルのNWGNの可愛さからはガラッと変わっている印象・・・🙂
カスタムの標準装備であるエアロに加え、リアウィングによって厳つさアップ(?)。
テールライトは6連灯のLEDでこれもカスタムのみの装備。
ハイトワゴンの中でも角ばった印象を与えないデザインでしょう。
ちなみに、オーナーの先輩はそこに魅了されて購入したんだとか・・・。
車に乗り込んだ瞬間、これは軽自動車ってマジ?となった内装。
NBOXから更に進化した内装と助手席前のテーブルのデザインから感じる高級感は軽自動車ということを忘れさせる仕上がりです。
それにしてもナビがデカい・・・
注目していただきたいのはAピラー横(サイドミラー横)の視界の良さです。
ライバル車(ワゴンR)と比較した時に圧倒的に視界が良いことがわかります。
ここの視界は駐車、出庫時の周りの確認をしたい時に見えるのと見えないので大きく安心感に差が出てくると個人的には思っており、延いては運転のしやすさに大きく繋がります。
しかし、ワゴンRは前方視界がインパネのデザイン上開放感を感じさせるのに対してNWGNはメーター位置やナビの位置からも狭い感じがするのもまた事実でしょう。
運転する分には特に不快感はありませんが・・・。
続いて、気になったポイントを紹介していきます。
なんといってもスマホをよく使う世代としては気になるUSB充電ポート。
2連の給電用USBポートが装備されているため、
ドライバー特権が蔓延る充電争いは万事解決か?
実は電子パーキング装着車に乗ったのはこの車が初めて・・・使い方知らなかったなんて口が裂けても(ry
更に、なんと軽自動車にもブレーキホールド
(停止中にブレーキを離してもブレーキがかかったままの状態になる機能)
が装着されているという・・・先進技術のてんこ盛り!
長距離運転時には大幅にドライバーの身体的負担を軽減してくれることでしょう。
そして、管理人が感動したのはこのスペース。
雨の日に傘を置きたいけど、後ろに人が乗ってる・・・そんな時に大活躍間違いなしの収納スペース。
これは車に物をあまり置いておきたくない人にとっても嬉しいスペースなのでは。
ドアについても感動したポイントです。
扉が重い・・・音もペラペラな音じゃないんですね!
作りは従来の軽自動車のそれらを遥かに凌駕しています。
今回の取材対象が最上級グレードということもありますが、軽自動車にここまでの装備と高級感を付与できているNWGNはハイトワゴンの中でも飛び抜けているという印象。
「これもう軽自動車じゃないでしょ」試乗レポート
ここからは試乗レポートです。
乗って最初に感じたのはシートが硬い。
同じNシリーズのNBOXよりも硬いシートになっているように感じました。
しかし、この硬さが安定感に繋がっているとはこの時はまだ・・・。
走り出してみると、ノンターボでも十分な加速を感じることができました。
大容量のモーターが搭載されている上に、搭載されているCVTももたつきを感じさせない走りを提供してくれています。
今回は高速道路を100kmほど走行しましたが、追い越しの際も全くストレスを感じませんでした。ターボ非装備でも十分満足できる仕上がりです。
更に、車内の静粛性と直進性能は抜群でボディー剛性の高さとシートの硬さが生む安定感は他のハイトワゴンでは中々感じられるものではありません。
静粛性においてはこれまで乗った軽自動車で最も高い静粛性を誇っていると感じます。
しかし!
私が目に付いたのはコーナリング性能です。
思ったように車が曲がらない・・・路面状況がステアリングでわからない。。。
コーナリングの際には思ったよりハンドルを切らないといけなかったという場面が多くありました。(微々たる物ではありますが)
そのため、ドライビングフィールは正直言ってイマイチです。
街乗りや高速道路のようなシチュエーションでは文句なしの1台ですが、
一度山道やワインディングとなるとドライバーに不安感を感じさせてしまうでしょう。
ホンダの公式HPでは
「誰でも安心して運転できるように。ハンドルは、少ない動作でしっかり曲がれる自然な操作感にこだわりました。」
とありますが、正直イマイチですよ(小声)。
とはいえど、他車と比較しても安定感が高いのは事実です。
ACC(アダプティブクルーズコントロール)や衝突軽減ブレーキはミリ波レーダーを使用しているだけあって、悪天候下や夜間でもしっかりと機能してくれます。
ホンダセンシングの機能面の高さは競合他社と比較しても優位性があります。
最後に
今回はホンダNWGNのご紹介でした。
正直、ホンダ党ではないクルマ好きからすると、NWGNは目立ってないし現行についてあまり見かけない気がします。それだけNBOXが売れ過ぎているということでしょう。
しかし、今回試乗して感じたのはNBOXと住み分けがしっかりできているということです。
デカくて荷物が乗ればいい。
という発想ではなくデザイン面と乗りやすさを両立させたNWGNは評価されるべき1台です。
もちろん、課題面であるドライビングフィールは今後改善するべきポイントではありますが、NWGNを購入する層を考えるとそこに開発費用をかけるよりコストをNBOXより抑えて販売することの方が得られるメリットは大きいのかもしれません。
最後に、今回取材に協力していただいた先輩に感謝し本記事の締めとさせていただきます。
コロナ落ち着いたらまた新しい車のレビューをどんどんしていくつもりです!
本記事をご覧いただきありがとうございました。