皆さんこんにちは!
ネタが何もなくて、ブログを放置していた主です。
最近暑いですね!
全国どこへ行っても35度近くの猛暑が襲ってきます。
毎年、お盆になるまでクーラーを絶対につけない主も7月にはしっかりと付けていました。。。
電気代の請求書に怯えております(^◇^;)
さて、本日は『SUZUKI ワゴンR hybrid』に1日試乗したレポートをまとめます。
主が今まで乗ってきた軽自動車(旧型デイズ・デイズルークス、エブリィワゴン、新旧NBOX、現行タント、ムーブキャンバスetc...)と比較し、グッドポイントとバッドポイントをお伝えします!
本日のメニュー
1.旧型から現行へ
2.現行の紹介
3.試乗レポート
4.最後に
1.旧型から現行へ
ワゴンRはスズキが1993年に開発・販売を行った軽自動車です。『クルマより楽しいクルマ』というキャッチフレーズで従来顧客として想定していなかった男性向けに開発されました。1993年当時はアルトやミラなどの商用バンが主流であり、プラットフォーム上は背の高い男性では乗り降りの際に頭をぶつける、足が伸ばせないなどから、ターゲットとしづらいという課題がありました。そこで、背の高い男性も楽々と乗り降りが出来る軽自動車を開発するためにスズキは改良を重ね、1993年に初期型(CT型)の販売を開始しました。
販売当初から大人気で当初の予定販売数を大きく上回る受注を受け、スズキは工場の生産ラインを拡大しました。更に、5ドアやターボ、後部座席のヘッドレスト装備などラインナップが拡大し、老若男女問わず人気があったようです。
ちなみに、今の軽ハイトワゴンが誕生したのはワゴンRからと言われています。
[主は初期型を運転したことがあります(5速MT)が、現在の軽自動車と比較すると車体が思った以上に軽く加速が速かったこと、これまで乗った車で最もシートが柔らかかったことを思い出します・・・。]
そして、そんな大人気のワゴンRは1998年に2代目(MC型)が誕生します。
2代目のMC型は初代のコンセプトを維持しつつも、内装や足回りのグレードアップを図りました。
それに伴い、最小回転半径が小さくなりました。加えて、オプション選択だったタコメーターを標準化しました。
[MC型も運転しましたが、非力さを感じるフォルムなのですが意外としっかり走ってくれる印象を感じました。]
3代目となるMH型が2003年に登場します。
コンセプトは『サラブレッドの子はサラブレッド』という自信が漂うキャッチフレーズですね。
同年12月には累計販売台数が200万を達成しています。
本モデルの特徴として、CVTが初めて市販モデルに搭載されたこと、運転席にドアロック管理を集中させていること、キーレスの導入など当時の最新技術を盛り込んだモデルとなっています。CVT及び4速ATモデルはコラムシフトレバーが搭載され、室内空間が大幅に拡大しています。
[主はコラムシフトレバーに慣れておらず、中々思ったギアに入らず汗くせしたのがとても印象に残っています(^_^;)]
4代目のMH(23)型は2008年に登場します。
居住空間の確保とスタイリッシュなデザインを両立したモデルです。
シフトレバーはインパネシフトへと変更しました。
2009年にはカーオブザイヤー、グッドかーデザイン賞を受賞しています。
5代目となるMH(34)型は2012年に登場します。
MH23型と比較して外観こそ差ほどの変化はありませんが、この型の最も大きな特徴は電気モーターの導入とそれによるエンジン負担軽減、燃費向上です。更に、アイドリングストップなどの現在のエコカーにマストな技術も搭載されています。スズキはこれらをスズキグリーンテクノロジーと称して、関連技術の開発に力を入れてきました。いわゆる、ハイブリッド技術の先駆けとなるものです。
後期型はエネチャージの発展型であるSエネチャージを搭載し、燃費効率が飛躍的に改善されました。
そして、現行型のMH型が2017年に登場します。
(FAとスティングレー以外)全てのモデルにおいてマイルドハイブリッドを搭載しています。
更に、デュアルセンサーブレーキサポート、ハイビームアシスト、ヘッドアップディスプレイ(以下HUD)が搭載され、最先端技術が詰まった1台となっています。
詳細は後程の試乗レポートにて。
2.現行型の紹介「温故知新」
①エクステリア
初期型のワゴンRを彷彿とさせる「箱型」です。開発者も初期型のデザインを現代風に改良したと述べています。また、プラットフォームはアルトと同じものを採用したことでボディー剛性と軽量化のバランスをちょうど良い状態に持っていくことに成功しています。
MH型と比較すると、スタイリッシュさはあまり感じられませんが、どこか懐かしい面影がリアから漂ってきます( ´ ▽ ` )
②インテリア
先代と比較して大きく変わったのはインパネ周りです。
メーターをセンターに持ってくることで、ハンドル奥のスペースを確保しています。
しかし、このセンターパネルはいかにも見ずらく運転中にタコメーターを見るどころか速度計を見ずらいというのが正直なところです(~_~;)
そこで・・・
ヘッドアップディスプレイが大活躍します!
ヘッドアップディスプレイとは、小さなスクリーンに映像や画像を出力する機能です。
写真を撮り忘れましたが、ヘッドアップディスプレイの起動の様子を記録しています。
https://youtu.be/hbDVW_ysLMM
これがあるだけで視点移動が減って運転しやすくなります。
1つ疑問があるとすれば、ヘッドアップディスプレイを搭載してまでメーターをセンターにする必要があったのかな?という点です。
収納を増やしたいのであれば、現行NBOXの様にメーターを少し高い位置に持って来ればいいだけなのですが・・・。
(NBOX車内)
しかし、高い視認性を維持する上では必要なのかもしれません。
エアコンの操作パネルを小型化して助手席足元からシフトレバー下までのスペースを拡大しています。
助手席側には、新たにテーブルが設置され実用性が向上しています。
個人的にはこのテーブルめちゃくちゃ便利ではないかと感じています。
私はスマホと大きめの長財布を乗った時における丁度良いサイズだなと感じました。
普段カバンを持ち歩かない男性でも便利なテーブルになるのではないでしょうか。
更に、ドリンクホルダーは運転席助手席共に2つずつ装備されており、1つはエアコンの吹き出し口の下、もう一つはドアパネル下に装着されています。2つあると小さなすぐ飲み切れるものとペットボトルを置くことができて便利ですね。エアコン吹き出し口下のホルダーは大きめのサイズの飲み物も入るようになっています。スタバでラージサイズを頼んでもきっと問題ないでしょう!
後部座席も変わっている点があります。
1つ目は傘立てです。
車に傘立てって需要あるの?と思われがちですが、四人乗車すると価値が伝わると思いますw
傘は基本的に後部座席の足下に横たわっているため、汚れが付きやすいのですが、この傘立てで傘に汚れがつきにくくかつ、足下のスペースを確保出来るという利点しかないのです!
ただ、長すぎる傘は収納できないかもしれません。
2つ目は後部座席のフルフラット化です。
この画像を見てもらってわかるように、かなりフルフラットに近い状態まで背もたれを倒すことが可能になっています。
その秘密はシートが下方向へ稼働することに秘密があったようです。
ハイトワゴンでこの機能がある車は今のところワゴンRだけだったのではないかと思います。
車中泊の際も、収納の際も大きなアドバンテージになります!
3.試乗レポート
最初に乗り込んで感じるのは視界の広さ。
Aピラー横の小さな隙間が空いているだけで開放感がダンチだ!と感じます。
しかし、シートポジションが少し高い気がする。。。
最近の軽自動車特有の視界確保のためかもしれないが、エクステリアに似付かわないシートポジションには少し違和感があります。
さて、エンジンをかけてみると・・・意外とうるさい・・・本当にハイブリッド?
しかし、メーターにはエンジンと電池の表示が・・・ハイブリッドなようです。当たり前ですね笑
⒊試乗レポート
しばらくして、信号に捕まり加速を確かめることにしました。
すると、意外と速い!!
実家は軽のターボ車なので、よく乗るのですがそれと比較しても速いと感じる程です。
最も燃料を使うところでモーターアシストが入るので低速におけるトルクは大きいのではないでしょうか。正直、軽のターボは発進と急加速以外で普通使い道がないのでモーターで十分だと思います。
しかし、バッテリーが心許ないです。
あっという間に充電がなくなってしまいそうな減り方をします。実際に尽きたことはありませんでしたが、プリウスなどと比べると一回り小さなバッテリーなのでしょうか。軽自動車だけあってモーターをよく使うので、小さなバッテリーだと少し不安に感じるかもしれません。
CVTは一人で乗る分については問題ないように感じます。三人以上搭乗した際に、変速がおかしくなるCVTもあるので三人以上乗った状態にしてみたかったのですが叶いませんでした。。。
高速でも走行してみました。
走ってみると、100キロ超えた辺りからフロアから変な振動が起きました。
嫌な感じの振動だったので、即座に減速したのですが・・・故障ですかね?
わかりませんが、100キロを超えるたびに起きるので慢性的な問題があるのかもしれません。
足回りについては、軽自動車だけあって柔らかすぎます。
他車のハイトワゴンと比較しても柔らか目であると感じます。
わざと柔らかくしているのかもしれませんが、コーナーに入る際に車体が沈むのは少し怖さを感じます。
また、車線逸脱、衝突警報装置が少し過敏に反応します。
(この車だけでしょうか?いいえ、誰でも・・・)
そして、気になる燃費ですが、なんと・・・
驚異の24km /lでした!!
さすがハイブリッドです。
今回240キロほど走って、途中アイドリングも1時間ほど行ったり、アクセル強めに踏んで燃費を考えない運転をしてた上に、エアコンガンガンに付けていましたがかなりいい数値なのではないでしょうか!?
パワー不足をあまり感じない上にこの燃費はかなりのアドバンテージです。
旧型のデイズやムーヴと比較してもかなり差があります。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
今回現行のワゴンRを試乗して印象がガラッと変わりました。
エクステリアは正直先代モデル(MH34型)の方が好きで、この型を選ぶ理由がよくわからなかったのですが、実用性や燃費などを考えると現行型も素晴らしい車だと感じました!
ターボも視野に車を選んでいる方は、ぜひこのワゴンRも選択肢として入れてみてはいかかでしょうか!?
では、また次の記事でお会いしましょう!